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臨床試験が本格化 血液検査で「乳がん検診」を 鹿児島など4道県

2021年4月15日19:50

乳がんの早期発見につながることが期待されます。鹿児島など4つの道県の3000人を対象に、「血液検査」で乳がんを発見できるかどうかを検証する大規模な臨床試験が本格的に始まります。

日本対がん協会 がん検診研究 小西宏プロジェクトディレクター
「基礎的研究で、血液検査によって乳がんがわかるかもしれない。鹿児島でこれから本格的に始めようとしているのが「マイクロRNA」を使った臨床的研究の第一歩」

15日、県庁では今回の臨床試験に関わる医師などが会見に臨みました。

国立がん研究センターが中心となった研究グループでは「がん」と診断された人と「がん」ではなかった人とで血液中にある「マイクロRNA」という物質の種類や量に違いがあることを発見しました。

この「マイクロRNA」はがんの発生をコントロールしているとみられ、これから行われる臨床試験は、鹿児島や北海道など4つの道県の乳がん検診の受診者3000人を対象に行われます。

臨床試験ではマンモグラフィーなどの通常の検査に加えて採血を行い、「マイクロRNA」を測定することでがんが発見できるかを検証します。

国立国際医療研究センター 乳腺・腫瘍内科 下村昭彦医師
「マンモグラフィーは日本では『痛い』『恥ずかしい』と検査を受ける人が海外と比べるとだいぶ少ない。今ある検査より、もう少し簡便で広く行われる検査として使えるようになることを期待しています」

国内の乳がん検診の受診率は40%前後と、欧米の「70%前後」と比べ伸び悩む中、研究班では「血液検査によるがん検診」が将来実用化されることで、受診率アップや検査の負担軽減につながることを期待しています。

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