鹿児島市の男子高校生自殺問題 学校などの対応「場当たり的だった」 再発防止策等検討会
2021年2月23日12:00
2014年に鹿児島市の男子高校生が自殺した問題で、再発防止策を検討する会は提言案の一部を公開し、当時の学校などの対応について「情報共有や対応の体制が不十分なままで場当たり的だった」と指摘しました。
この問題では2014年8月、鹿児島市の県立高校の1年生だった田中拓海さんが自殺したことをめぐり、県の再調査委員会が2019年3月、「クラス内のいじめが自殺に影響した」との報告書をまとめています。
その後設置された再発防止策を話し合う検討会は、21日の会議で提言案の一部を公開しました。
案では、発生後の学校と県教育委員会の対応について報告書提出や調査委員会設置の遅れで遺族が不信感を抱いたとした上で、「情報共有や対応の体制が不十分で場当たり的だった」と指摘、「文部科学省が定めた基本方針にそぐわない対応だった」としています。
会では3月11日に提言の素案全体を公開した上で内容を改めて検討し2020年度中にも県に提言する方針です。
この問題では2014年8月、鹿児島市の県立高校の1年生だった田中拓海さんが自殺したことをめぐり、県の再調査委員会が2019年3月、「クラス内のいじめが自殺に影響した」との報告書をまとめています。
その後設置された再発防止策を話し合う検討会は、21日の会議で提言案の一部を公開しました。
案では、発生後の学校と県教育委員会の対応について報告書提出や調査委員会設置の遅れで遺族が不信感を抱いたとした上で、「情報共有や対応の体制が不十分で場当たり的だった」と指摘、「文部科学省が定めた基本方針にそぐわない対応だった」としています。
会では3月11日に提言の素案全体を公開した上で内容を改めて検討し2020年度中にも県に提言する方針です。