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ニュース・スポーツ

【絶滅危惧種】平川動物公園に新たにメスのマサイキリン 命つなぐ取り組み 鹿児島

2026年9月2日(水) 18:33

2026年6月、新たにメスのマサイキリンが鹿児島市の平川動物公園にやってきました。

絶滅危惧種に指定されているキリンですが、中でもマサイキリンは国内では九州にしかいません。

希少な動物の命のバトンをつなぐ取り組みを取材しました。

開園からもうすぐ54年。

鹿児島市の平川動物公園です。

コアラやオランウータンなど、様々な希少な生き物たちが暮らしていますが、今回の主役は…

井上彩香キャスター
「入り口を入ってすぐ正面に広がるのが園のシンボル、アフリカ園です。中でも主役は…奥の方にいました。マサイキリンです。少し暑いのでしょうか奥の方で休んでいますね」

生息地はアフリカ、不規則な星形の模様が特徴のマサイキリンです。

父のハート、息子のハヤテ、そして弟のアヤトのオス3頭がお客さんを出迎えます。

そこへ2026年6月、ある変化がー

案内してくれたのはキリンの飼育を担当する松元悠一郎さんです。

井上キャスター
「べっぴんさん!」

まだ表情があどけないメスのマサイキリン、2歳のヒマリです。

キリンの飼育担当・松元悠一郎さん
「ゆっくりしているときもあれば、動き回ってる時もあったりして、少しずつ環境に慣れているところ」

2024年に宮崎県で生まれたヒマリ。

希少な動物が命のバトンをつなぐために子どもを授かれるよう、ほかの動物園と動物の貸し借りを行う取り組み、「ブリーディングローン」制度で2026年6月、鹿児島へやってきました。

松元さん
「ちょっとこわがりな部分もあるんですけど、好奇心旺盛で初めてのものに興味を示したり、そういう一面もある」

今から54年前、平川動物公園の開園にあわせてやってきたマサイキリン。

平川動物公園ではその子供、孫、そしてひ孫世代が私たちを出迎えてくれているので実感しにくいですが、実はマサイキリンを含むキリンは2016年に絶滅危惧種に指定されています。

1996年には国内に40頭いたマサイキリンも、30年が経った現在、その数は約4分の1の11頭にまで減っています。

平川動物公園に4頭、宮崎県に3頭、熊本県に3頭、福岡県に1頭といずれも九州で飼育されています。

福守朗園長
「マサイキリンは(国内)4つの動物園で現在11頭飼育している。一方でアミメキリンというキリンが国内に190頭ほどいる。それと比較してもマサイキリンが少ない」

国内のマサイキリンが減少していく理由を福守園長はこう話します。

福守園長
「数が野生では減っている。簡単に捕まえて輸入してということは難しくなってきている。別の問題として、キリンはあれだけ大きな動物なのでアフリカから運ぶというのは物理的に難しい」

野生の個体の減少と、物理的な輸送という大きなハードル。

そのため日本の動物園では、国内でキリンを維持、増やす取り組みを行っています。

今回のヒマリの来園もお婿さん探しが目的。

繁殖を目指すための同居はもう少し先になりますが、すでにハート親子はヒマリに興味津々です。

松元さん
「(ヒマリが)一緒に大きくなっていく姿を応援していただければうれしい」

福守園長
「繁殖という部分もですけど、お客さんに広く知っていただいて、アイドル的な感じになったら私たちもうれしい」

そんな関係者の思いに答えるように、取材をしたこの日も一般公開に先がけて、一足早く訪れたキリンファンの姿が!

井上キャスター
「きょうはどちらから?」

マサイキリンファン
「きょうは千葉から来ました」

井上キャスター
「ヒマリちゃんのことはいつから知っていたんですか?」

ファン
「もともと宮崎の動物園に通っていて、そこの飼育員さんとお話しする機会があった。『生まれたよ』っていうので急いで会いに行って、そこからずっとファンです!」

井上キャスター
「しばらく鹿児島通いは続きそうですね」

ファン
「続きます!毎月お邪魔します!」

希少な動物の命をつなぐための地道な取り組み。

皆さんも動物たちを取り巻く現状に心を寄せながら、ヒマリの成長を見守っていきませんか。

ヒマリの一般公開は1日から時間を限定して行われています。

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