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ニュース・スポーツ

官民一体の保護猫活動 先進的な取り組みが注目【鹿児島・霧島市】 

2026年8月27日(木) 18:20

鹿児島県内各地で野良猫の保護活動が行われている中、霧島市の先進的な取り組みが注目されています。

その官民一体となった活動を取材しました。

「頑張って飲んでいます。おなかが減ってたみたい」
「かわいい」
「おしっこしている時は無表情になっている」

霧島市で8月行われた保護猫イベントです。

赤ちゃん猫の世話の実演に訪れた人たちの目が注がれています。

イベントでは、保護猫の譲渡会のほか、獣医師が子どもたちに野良猫を放置することの問題を説明しました。

獣医師・浜崎菜央さん
「もし5匹とも女の子だったら、このお母さんも5匹産むから…30(匹)!すごい数になるの。本当にヤバいでしょ」

この野良猫の問題を解決しようと、2024年から霧島市が加速させているのがTNRという取り組みです。

野良猫を捕まえ(TRAP)、不妊手術をし(NEWTER)、元の場所に戻す(RETURN)。

野良猫の数を減らしていく試みです。

霧島市の取り組みは県内では先進的とされていて、資金をクラウドファンディングで募っています。

霧島市 環境衛生課 環境保全グループ・坂元宏彰グループ長
「令和6年(2024年)は60万円程度クラウドファンディングで寄付をもらい、令和7年(2025年)は220万円程度の寄付金が集まった関係で多くの不妊・去勢手術の補助を出すことができた」

さらに他の自治体と異なるのが作業への市職員の積極的な関与です。

25日、住宅街で行われた猫の捕獲作業では保護猫活動に取り組むスタッフのほか、市の職員が捕獲器の設置を行っていました。

2026年4月以降、急に生後間もない野良猫であふれるようになったというこの場所。

約20匹が捕獲されたといいます。

他の地域と合わせ、61匹の捕獲された猫が26日、一斉に不妊手術を受けました。

手術の時間や動物病院との調整も霧島市の職員が担っています。

手術を受けた猫は印として耳の先端を少しカットしさくら猫と呼ばれています。

そして、27日、手術を終えた猫たちが地域に返されました。

クラウドファンディングによる資金集めや職員の積極的な関与で、霧島市では2026年は毎月TNRを行い、すでに2025年の7倍を超える436匹の猫を保護しました。

関係者も取り組みに手応えを感じています。

霧島市の担当職員
「住民トラブルで私たちが仲裁に入って話をする中で、手術をしているか、していないかが一番大事。(野良猫で)困っている人にも『手術をしてしまうと一代限りの命なので最後まで見守ってください』と、私たちも話しやすい」

保護猫活動に取り組む獣医師・浜崎菜央さん
「1カ所とにかく全部(手術を)やるということを進めることで、ここから先は新しい命が生まれることはない。(餌やり)ボランティアの皆さん、近隣の人のトラブルやストレスは減っていくのではないかと思う」

霧島市では3回目となるクラウドファンディングを9月1日からはじめ、今後の活動資金にあてたい考えです。

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