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７０年近くにわたり観光客を迎え入れてきた「指宿いわさきホテル」が施設リニューアルのため休館するのを前に、１日、最後の宿泊客がチェックアウトしました。

指宿いわさきホテルは１９５６年に前進となる「指宿観光ホテル」の開業以降、“観光指宿”をリードする宿泊施設として長年、親しまれてきました。

しかし建物の耐震化に伴う大規模なリニューアルのために休館が決まり、１日午前のロビーは、最後の夜を過ごした宿泊客たちが名残惜しそうにチェックアウトの手続きを進めていました。

宿泊客には記念として、館内で着用していた浴衣などがプレゼントされていました。

指宿いわさきホテルでは建物を順次取り壊し、５年後をめどに、富裕層などをターゲットとしたゆったりとした時間を過ごせるヴィラ形式の宿泊施設での再開を目指しています。