桜島フェリー 深夜帯の運航取りやめへ 2025年10月から 赤字や利用者減少を受け 鹿児島市
2025年1月29日(水) 18:18
鹿児島市は桜島と市街地を結ぶ桜島フェリーについて利用者の減少などを理由に、2025年10月から一部深夜帯の運航を取りやめる方針を明らかにしました。
鹿児島市・下鶴隆央市長
「安定的に運航をしていくためには、やむを得ない判断だと考えている」
これは1月29日の定例会見で、下鶴隆央市長が明らかにしたものです。
鹿児島市街地と桜島を結ぶ桜島フェリーは、島の住民の生活航路や薩摩、大隅半島をつなぐ海上交通網として、1984年4月から24時間運航を続けています。
しかし、人口減少や東九州自動車道の延伸などで、2015年度以降、赤字が続き、厳しい経営状況となっています。
特に午前0時台から午前3時台までの利用が少なく、市が2024年度行った調査によりますと、1便当たり平均で旅客は4.9人、車両は5.2台にとどまっています。
こうしたことから市は2025年10月以降、この時間帯に運航される8便の運航を取りやめる方針を決めました。
桜島の住民の救急搬送などに備え、フェリーや船員は桜島港に待機させ、要請があれば約30分で出港できる態勢を整えたいとしています。
鹿児島市の下鶴隆央市長
「桜島の住民にとって重要な生活路線であり、足である。それをしっかりと継続していくそのことが最も重要である」
生活航路としてフェリーを利用する住民の反応は・・・。
桜島の住民(80代)
「住民としては心配」
桜島の住民(60代)
「夜中は心配。島民へ事前に連絡もなく(深夜運航取りやめ)されたら、ちょっと困ると思う」
鹿児島市では2月13日に住民への説明会を開くことにしています。
鹿児島市・下鶴隆央市長
「安定的に運航をしていくためには、やむを得ない判断だと考えている」
これは1月29日の定例会見で、下鶴隆央市長が明らかにしたものです。
鹿児島市街地と桜島を結ぶ桜島フェリーは、島の住民の生活航路や薩摩、大隅半島をつなぐ海上交通網として、1984年4月から24時間運航を続けています。
しかし、人口減少や東九州自動車道の延伸などで、2015年度以降、赤字が続き、厳しい経営状況となっています。
特に午前0時台から午前3時台までの利用が少なく、市が2024年度行った調査によりますと、1便当たり平均で旅客は4.9人、車両は5.2台にとどまっています。
こうしたことから市は2025年10月以降、この時間帯に運航される8便の運航を取りやめる方針を決めました。
桜島の住民の救急搬送などに備え、フェリーや船員は桜島港に待機させ、要請があれば約30分で出港できる態勢を整えたいとしています。
鹿児島市の下鶴隆央市長
「桜島の住民にとって重要な生活路線であり、足である。それをしっかりと継続していくそのことが最も重要である」
生活航路としてフェリーを利用する住民の反応は・・・。
桜島の住民(80代)
「住民としては心配」
桜島の住民(60代)
「夜中は心配。島民へ事前に連絡もなく(深夜運航取りやめ)されたら、ちょっと困ると思う」
鹿児島市では2月13日に住民への説明会を開くことにしています。