【控訴審】SNSで知り合った鹿屋市の女性殺害 一審で無期懲役 被告の控訴棄却 福岡高裁宮崎支部
2025年1月23日(木) 18:15
2020年、SNSで知り合った鹿児島県鹿屋市の女性を殺害して車を奪ったなどとして、強盗殺人などの罪で一審で無期懲役の判決を受けた男の控訴審で、福岡高裁宮崎支部は控訴を棄却しました。
本籍が肝付町で住所不定、無職の田畑悠也被告は2020年9月、SNSで知り合った鹿屋市の35歳の女性を車内で首にシートベルトを巻きつけて殺害し、遺体を垂水市の土手に遺棄したなどとして、強盗殺人などの罪に問われています。
2024年2月、一審で鹿児島地裁は無期懲役の判決を言い渡し、田畑被告はこれを不服として判決の破棄を求め控訴していました。
裁判では殺意の有無が主な争点となっていて、検察側は「田畑被告はシートベルトで女性の首を締めていて殺意があった」としています。
一方、弁護側は「女性を締め付けた時間が正確ではなく、シートベルトが首にかかっていなくても死亡しうるとして、殺意はなかった」と主張していました。
1月23日、福岡高裁宮崎支部で開かれた控訴審判決で平島正道裁判長は司法解剖にあたった医師や目撃者の証言から、「短い時間で窒息死させるにはシートベルトで首を絞めたと認めるほかない」とした上で、「意図せずに行ったとは考えられず、殺意が認められる」として一審判決を支持。
被告の控訴を棄却しました。
判決後に被告に接見した弁護士によりますと、被告から判決に対するコメントはなく、上告する意思を示したということです。
本籍が肝付町で住所不定、無職の田畑悠也被告は2020年9月、SNSで知り合った鹿屋市の35歳の女性を車内で首にシートベルトを巻きつけて殺害し、遺体を垂水市の土手に遺棄したなどとして、強盗殺人などの罪に問われています。
2024年2月、一審で鹿児島地裁は無期懲役の判決を言い渡し、田畑被告はこれを不服として判決の破棄を求め控訴していました。
裁判では殺意の有無が主な争点となっていて、検察側は「田畑被告はシートベルトで女性の首を締めていて殺意があった」としています。
一方、弁護側は「女性を締め付けた時間が正確ではなく、シートベルトが首にかかっていなくても死亡しうるとして、殺意はなかった」と主張していました。
1月23日、福岡高裁宮崎支部で開かれた控訴審判決で平島正道裁判長は司法解剖にあたった医師や目撃者の証言から、「短い時間で窒息死させるにはシートベルトで首を絞めたと認めるほかない」とした上で、「意図せずに行ったとは考えられず、殺意が認められる」として一審判決を支持。
被告の控訴を棄却しました。
判決後に被告に接見した弁護士によりますと、被告から判決に対するコメントはなく、上告する意思を示したということです。