「殺意を持ってではありません」 同居の息子を包丁で刺し、殺害した罪 初公判で71歳の被告は殺意を否定
2024年11月27日(水) 18:35
2023年11月、鹿児島市の自宅で、同居していた息子を包丁で突き刺し、殺害したとして殺人の罪に問われている、71歳の男の裁判員裁判の初公判が鹿児島地裁で開かれ、男は「殺意はなかった」と起訴内容を一部否認しました。
殺人の罪に問われているのは、鹿児島市東坂元3丁目の飲食店手伝い田井幸秀被告です。
起訴状などによりますと、田井被告は2023年11月、鹿児島市内の自宅で、同居していた当時48歳の息子・兆さんの背中と左太ももを、台所にあった包丁で突き刺し、殺害したとされています。
27日、鹿児島地裁で開かれた初公判で田井被告は「殺意を持ってではありません」と起訴内容を一部否認しました。
検察側は冒頭陳述で田井被告が2022年8月、息子の兆さんに飲食店の経営権を譲ったものの、兆さんの出勤する回数が少ないことに腹を立て、兆さんを殺意を持って突き刺した、などと主張しました。
一方、弁護側は兆さんが田井被告に馬乗りになって顔面を殴り始めたため、「親に手をあげるようなやつは痛めつけてやらんといかん」と思い、太ももを突き刺したもので、殺意はなかったなどと主張しました。
裁判は29日結審し、12月6日に判決が言い渡されます。
殺人の罪に問われているのは、鹿児島市東坂元3丁目の飲食店手伝い田井幸秀被告です。
起訴状などによりますと、田井被告は2023年11月、鹿児島市内の自宅で、同居していた当時48歳の息子・兆さんの背中と左太ももを、台所にあった包丁で突き刺し、殺害したとされています。
27日、鹿児島地裁で開かれた初公判で田井被告は「殺意を持ってではありません」と起訴内容を一部否認しました。
検察側は冒頭陳述で田井被告が2022年8月、息子の兆さんに飲食店の経営権を譲ったものの、兆さんの出勤する回数が少ないことに腹を立て、兆さんを殺意を持って突き刺した、などと主張しました。
一方、弁護側は兆さんが田井被告に馬乗りになって顔面を殴り始めたため、「親に手をあげるようなやつは痛めつけてやらんといかん」と思い、太ももを突き刺したもので、殺意はなかったなどと主張しました。
裁判は29日結審し、12月6日に判決が言い渡されます。