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鹿児島・指宿市 砂むし温泉の魅力を高める検証始まる 入浴効果を科学的データで検証

2024年11月25日(月) 18:18

全国的にも有名な指宿市の砂むし温泉。

その効果を科学的なデータに基づいて検証するユニークな取り組みが25日から始まりました。

鹿児島県指宿市で始まったこの取り組みは、砂むし温泉に入浴した時の体温や呼吸、汗の量など体の様々な反応を測定することで、安全性や健康増進効果を科学的に明らかにしようと、市が筑波大学などに委託し実施するものです。

検証のモニターを務めるのは、20歳から40歳までの市の職員を中心とした14人の健康な男性です。

モニターは血圧計や心拍計などを体につけ、体内の温度を測るカプセルタイプのセンサーを飲み込むと、砂むし温泉へー

約20分の入浴中は、呼吸の回数や血液中の二酸化炭素の濃度などの数値を数分間隔で集めます。

さらにモニターは、ほかにも温浴やサウナで同様の測定を実施。それぞれの数値を比較します。

筑波大学・藤井直人准教授
「砂むし温泉は安全で、かつ健康になれる方法だと思う」
「具体的には血圧が下がりにくかったり、体温が上がると呼吸が荒くなることがあるが、それがおそらく砂むし温泉の場合は小さいのではないかと期待している」

指宿市では今後、検証結果を踏まえてスポーツ合宿の誘致など、砂蒸し温泉の新たな活用につなげたい考えです。

指宿市観光課・牛込親正さん
「プロ、大学、社会人など含めて広くPRし、指宿市にはサッカー場や野球場など素晴らしい施設がそろっているので、施設と一緒にPRをしたい」

検証結果はまとまり次第、学会などで発表される予定だということです。

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