鹿児島県議会 百条委設置求める陳情は継続審査に 県警の一連の不祥事巡り
2024年10月2日(水) 18:14
鹿児島県警の一連の不祥事を巡り、県議会に出されていた調査権限の強い「百条委員会」の設置を求める22件の陳情は2日の議会運営委員会で継続審査となりました。
県警では2024年度に入り、現職警察官や元幹部あわせて4人が逮捕されるなど不祥事が相次ぎ、今議会には地方自治法に基づき、強い権限で調査できる百条委員会の設置を求める陳情が22件出されています。
2日朝開かれた県議会の議会運営委員会では、陳情について審査が行われ、百条委員会の設置を求める決議案を提出している県民連合は陳情の採択を求めましたが、最大会派の自民党県議団は継続審査を求めました。
自民党県議団 西高悟会長
「元生活安全部長の裁判の状況などを注視し、状況しだいでは百条委員会の設置の検討も必要と考えられることから、継続審査でお願いしたい」
自民党に加え、再発防止策などを調査する特別委員会の設置を求めている公明党も継続審査を求め、採決の結果、陳情は継続審査となりました。
一方、午後から行われた総務警察委員会。
今回の22件の陳情では県警に抜本的改革を求めることも要望していましたが、自民党が「陳情は証拠隠滅など事実に基づくとは限らないことを前提とした趣旨の内容」として反対したことから、不採択となりました。
また、県警の一連の不祥事を巡る集中的な審議も行われ、委員からは多くの質問が寄せられました。
鶴薗真佐彦委員
「改めて、前生活安全部長の動機は何だったのか」
県警本部 安部裕行 捜査第二課長
「主な行為は、前刑事部長の名誉を著しく害するような極めて悪質な行為であると考えている」
また再発防止策について厳しい批判も。
小川美沙子委員
「真相究明だったり、立ち返って考えていかないと、絵に描いた餅になってしまうのではないか」
県警本部 中野誠 刑事部長
「(一連の不祥事に)警察官による犯罪が含まれていたのは事実。その点を考慮して、各種性犯罪の捜査の強化に、さらに取り組んでまいりたい」
2日の委員会は午後6時前に終了し、3日午前9時から再開を予定しています。
県民連合が提出した百条委員会の設置を求める決議案は、10月9日の最終本会議で採決が行われます。
県警では2024年度に入り、現職警察官や元幹部あわせて4人が逮捕されるなど不祥事が相次ぎ、今議会には地方自治法に基づき、強い権限で調査できる百条委員会の設置を求める陳情が22件出されています。
2日朝開かれた県議会の議会運営委員会では、陳情について審査が行われ、百条委員会の設置を求める決議案を提出している県民連合は陳情の採択を求めましたが、最大会派の自民党県議団は継続審査を求めました。
自民党県議団 西高悟会長
「元生活安全部長の裁判の状況などを注視し、状況しだいでは百条委員会の設置の検討も必要と考えられることから、継続審査でお願いしたい」
自民党に加え、再発防止策などを調査する特別委員会の設置を求めている公明党も継続審査を求め、採決の結果、陳情は継続審査となりました。
一方、午後から行われた総務警察委員会。
今回の22件の陳情では県警に抜本的改革を求めることも要望していましたが、自民党が「陳情は証拠隠滅など事実に基づくとは限らないことを前提とした趣旨の内容」として反対したことから、不採択となりました。
また、県警の一連の不祥事を巡る集中的な審議も行われ、委員からは多くの質問が寄せられました。
鶴薗真佐彦委員
「改めて、前生活安全部長の動機は何だったのか」
県警本部 安部裕行 捜査第二課長
「主な行為は、前刑事部長の名誉を著しく害するような極めて悪質な行為であると考えている」
また再発防止策について厳しい批判も。
小川美沙子委員
「真相究明だったり、立ち返って考えていかないと、絵に描いた餅になってしまうのではないか」
県警本部 中野誠 刑事部長
「(一連の不祥事に)警察官による犯罪が含まれていたのは事実。その点を考慮して、各種性犯罪の捜査の強化に、さらに取り組んでまいりたい」
2日の委員会は午後6時前に終了し、3日午前9時から再開を予定しています。
県民連合が提出した百条委員会の設置を求める決議案は、10月9日の最終本会議で採決が行われます。