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鹿児島の大崎事件で再審を求めている、原口アヤ子さんの支援団体のメンバーが、３０日、再審を経て無罪判決が出された袴田事件について、検察は控訴を断念するよう鹿児島地方検察庁の前で訴えました。

「検察は控訴をするな！」
「控訴をするな！」

袴田巖さんは、１９６６年に静岡県で起きた強盗殺人事件、袴田事件で逮捕され、死刑判決を受けましたが、一貫してえん罪を訴え、９月２６日の再審判決公判で、静岡地裁は袴田さんに無罪判決を言い渡しました。

３０日は、鹿児島の大崎事件で再審を求めている、原口アヤ子さんを支援する人権団体のメンバーらが鹿児島地方検察庁の前で街頭活動を行い、検察側は控訴しないよう訴えました。

日本国民救援会・鹿児島本部　野元幸一事務局長
「失われた過去は戻らないが、早く無罪を確定して（袴田さんが）自由の身になってほしい。大崎事件はまだ係争中なので再審開始決定を出してほしい。それが出るまで頑張りたい」