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２９日は袴田さんと同じように自身の無実を訴え、再審を請求している大崎事件の原口アヤ子さんに、袴田さんの姉・ひで子さんから、感謝のメッセージが届けられました。

無罪判決を受けた巌さんの姉・袴田ひで子さん
「アヤ子さん、応援してくれた皆さんありがとうございます。皆さんのおかげで無罪を勝ち取りました。どうもありがとう」


２９日、鹿児島県内の高齢者施設に入所している原口アヤ子さんに届けられたのは、再審無罪の地裁判決を受けた袴田巌さんの姉、ひで子さんからの感謝のメッセージです。

１９７９年、鹿児島県大崎町の牛小屋で、中村邦夫さんの遺体が見つかった大崎事件を巡っては、殺人などの罪で服役した原口さんが再審＝裁判のやり直しを求めています。

原口さんは２９日、大阪に住む娘とも電話でやりとりし、激励を受けました。

原口アヤ子さんの娘
「今度はお母さんの番だから。みんな頑張ってくれてるから」

原口アヤ子さん
「うー（うなずく様子）」

娘や支援者の呼びかけに、原口さんは声を出してはっきりと頷いていました。

大崎事件　原口アヤ子さんの再審をめざす会・武田佐俊さん
「しきりにうなずいていたのが印象的だった。（今後は）裁判官が良い結果を出してくれるのではないか、そんな期待感はある」

大崎事件は４回目の再審請求中で、弁護側は中村さんが自転車事故で死亡した可能性を示す新証拠を提出していますが、２０２３年６月、福岡高裁宮崎支部は再審を認めない決定を出し、現在、最高裁で審理が進んでいます。