番組表
ON AIR

ニュース・スポーツ

教育現場で何が?過去最悪のペースで相次ぐ教職員の不祥事 鹿児島

2024年9月11日(水) 18:15

教職員による不祥事がとまりません。鹿児島県教育委員会は,9月11日、飲酒運転やセクハラなどで4人を懲戒処分にしたと発表しました。

2024年度の処分件数は5カ月余りで14件と、2023年度を早くも超えました。

酒気帯び運転で停職6カ月の懲戒処分を受けたのは、鹿児島地区にある中学校の44歳の男性教師です。

県教委によりますと男性教師は6月、鹿児島市内の飲食店で飲酒後に自家用車で仮眠したあと、帰宅途中に酒気帯び運転の現行犯で逮捕されたということです。男性教師は9月11日付で依願退職しています。

このほか県教委はパワハラをした熊毛地区の小学校の男性校長と、セクハラをした鹿児島地区の県立学校の男性教師を減給処分にするなど、あわせて4人を懲戒処分としました。
 
相次ぐ不祥事をうけ県教委の中島靖治教職員課長は「不祥事の根絶に粘り強く取り組みたい」とコメントしています。

2024年度に入り、教職員の不祥事が相次いでいます。

過去最多だったのが、2012年度で27人でした。その後、緩やかに減少傾向をたどっていましたが、2024年度に入り、すでに14人となっています。ここ数年をみても明らかに数が多く、まだ年度が始まって5カ月ほどしか経っていないことを考えると、過去最悪のペースといえるかもしれません。

2024年度の処分の内訳をみると、懲戒免職はわいせつ行為をした中学校教師と県立学校事務長の2人。停職が飲酒運転をした2人。減給が6人、戒告が4人となっています。

教育現場で今何が起きているのか? 県教委や各学校ではその背景をしっかり分析した上で、再発防止に取り組む必要がありそうです。

過去の記事