番組表
ON AIR

ニュース・スポーツ

長崎の味と匠の技 43社一堂に 鹿児島市・山形屋で物産展開幕

2024年9月11日(水) 18:30

異国情緒あふれる街・長崎の味と匠の技を一堂にそろえた恒例の物産展が、9月11日から鹿児島市で始まりました。

具だくさんのちゃんぽんに、蒸したての角煮まんじゅう、そして、光をやさしく通すステンドグラス。

鹿児島市の百貨店・山形屋で11日から始まったのは「長崎物産展」です。

2024年で35回目となる物産展には、食品や工芸品を製造、販売する43社が出店。

東洋と西洋の文化の融合が感じられる、長崎ならではの逸品を楽しむことができます。

大城哲也記者
「焼き菓子専門店を展開するこちらのお店。人気の商品は、レモンを丸ごと使ったケーキです。おいしさの秘密は、こちらの缶をそのまま焼いた製造方法にあるようです」

長崎県南島原産のグリーンレモンをまるごと使ったレモンケーキは、生地の入った缶をそのまま焼き上げることで、風味やうま味を凝縮させ1カ月ほど熟成させるそうです。

かすかな苦みが特徴のスイーツです。

また、佐世保市の丸富水産は、長崎県外の物産展に出店するのは今回が初めて。

数ある水産加工品の中でもお薦めなのが「柚子香るあじ開き」。

脂ののった近海物のマアジを、ユズの果汁などにつけ込んで仕上げた塩干しです。

初日の11日、会場はオープンと同時に多くの来場者が訪れ、実演や試食を楽しみながらお目当ての商品を買い求めていました。

来場者
「長崎の物がなんでも揃っているので、会場へ来て長崎を感じている」
「鹿児島にない食べ物がいっぱりあり、工芸品と一緒に見るのが楽しい」

長崎県物産振興協会・松田清高さん
「長崎には、”ちゃんぽん文化”という海外の物や新しいものを取り入れる文化があり、新しいものを徐々に増やしながら、毎年飽きのこないような物産展にしている」

伝統の味と技がつまった長崎物産展は、鹿児島市の山形屋で9月17日まで開かれています。

過去の記事