「薄い紙2枚を貼り合わせていた」偽札被害のタクシー会社が取材に応じる 鹿児島・薩摩川内市
2023年11月15日(水) 19:20
鹿児島県薩摩川内市の男ら2人がタクシー運賃の支払いに、偽造した1万円札を使うなどした疑いで逮捕・送検された事件で、被害に遭ったタクシー会社が鹿児島テレビの取材に応じ、偽札は「薄い紙2枚を貼り合わて作られていた」と話しました。
上下に並んだ2枚の1万円札、下が本物で上が今回の事件で使われた偽札です。よく見ると、大きさや色合いが違うようにみえます。
ホログラムも、本物は光沢があるのに対し、偽札は光沢がありません。
これは被害に遭ったタクシー会社が、偽札と本物の1万円札を比べるため撮影した写真です。
警察によりますと、薩摩川内市の会社員、戸田伸明容疑者(52)は10月21日、薩摩川内市でタクシー運賃の支払いに、偽の1万円札1枚を使用したとして、偽造通貨行使の疑いで逮捕・送検されています。
寺師裕人記者
「戸田容疑者は友人2人で向田町からタクシーに乗り、自宅前で降り支払いをしたと言うことです。その際に偽札を使ったとみられ、タクシーはそのままもう1人の客を降ろしに矢倉町に向かったということです」
被害に遭ったタクシー会社によりますと、戸田容疑者は自宅の前でタクシーを降りる際に、偽の1万円札を使って、支払いをしたということです。
60代のタクシーの運転手は「車内が薄暗かったのでよく見えなかった」と話していて、その後、営業所に戻り明るい場所で売り上げの確認をしていて、偽札に気づきました。
偽札と本物を見比べたタクシー会社の所長は。
被害に遭ったタクシー会社の所長
「違いましたね、触った感じが。全体的に濃い感じ、印刷そのものが。大きさは並べたときにだいぶ違うなと思った。使い込んでいる感じがした。しわも入って余計にわからなかったかもなと思った。パリッとしていたらもっと分かったと思う。暗がりでもらったらわからないと思う」
使用された偽の1万円札は、印刷された薄い紙2枚が貼り合わせられていたということです。
被害にあったタクシー会社の所長
「薄い紙を貼り合わせた、それぞれコピーして繋げている感じで、貼り合わせてある。角の付近が2枚に分かれている。(犯人に対しては)真面目にやってほしいと思う」
この事件を受け、この会社では薩摩川内市内の他のタクシー会社に、偽札に注意するよう注意喚起を行っています。
この事件では薩摩川内市の飲食業、赤岩徳良容疑者(64)が、自宅でカラープリンターなどを使い偽の1万円札を作ったとして、通貨偽造の疑いで逮捕・送検されています。2人は知人同士で、警察は認否については明らかにしていません。
警察は関係先から、偽札とみられるものを複数枚押収していて、偽札を作ったいきさつや余罪の有無など捜査しています。
偽札を使う行為も、紙幣をカラープリンターなどでコピーする行為も、無期懲役または3年以上の懲役が課せられる犯罪行為です。絶対にやめてください。
上下に並んだ2枚の1万円札、下が本物で上が今回の事件で使われた偽札です。よく見ると、大きさや色合いが違うようにみえます。
ホログラムも、本物は光沢があるのに対し、偽札は光沢がありません。
これは被害に遭ったタクシー会社が、偽札と本物の1万円札を比べるため撮影した写真です。
警察によりますと、薩摩川内市の会社員、戸田伸明容疑者(52)は10月21日、薩摩川内市でタクシー運賃の支払いに、偽の1万円札1枚を使用したとして、偽造通貨行使の疑いで逮捕・送検されています。
寺師裕人記者
「戸田容疑者は友人2人で向田町からタクシーに乗り、自宅前で降り支払いをしたと言うことです。その際に偽札を使ったとみられ、タクシーはそのままもう1人の客を降ろしに矢倉町に向かったということです」
被害に遭ったタクシー会社によりますと、戸田容疑者は自宅の前でタクシーを降りる際に、偽の1万円札を使って、支払いをしたということです。
60代のタクシーの運転手は「車内が薄暗かったのでよく見えなかった」と話していて、その後、営業所に戻り明るい場所で売り上げの確認をしていて、偽札に気づきました。
偽札と本物を見比べたタクシー会社の所長は。
被害に遭ったタクシー会社の所長
「違いましたね、触った感じが。全体的に濃い感じ、印刷そのものが。大きさは並べたときにだいぶ違うなと思った。使い込んでいる感じがした。しわも入って余計にわからなかったかもなと思った。パリッとしていたらもっと分かったと思う。暗がりでもらったらわからないと思う」
使用された偽の1万円札は、印刷された薄い紙2枚が貼り合わせられていたということです。
被害にあったタクシー会社の所長
「薄い紙を貼り合わせた、それぞれコピーして繋げている感じで、貼り合わせてある。角の付近が2枚に分かれている。(犯人に対しては)真面目にやってほしいと思う」
この事件を受け、この会社では薩摩川内市内の他のタクシー会社に、偽札に注意するよう注意喚起を行っています。
この事件では薩摩川内市の飲食業、赤岩徳良容疑者(64)が、自宅でカラープリンターなどを使い偽の1万円札を作ったとして、通貨偽造の疑いで逮捕・送検されています。2人は知人同士で、警察は認否については明らかにしていません。
警察は関係先から、偽札とみられるものを複数枚押収していて、偽札を作ったいきさつや余罪の有無など捜査しています。
偽札を使う行為も、紙幣をカラープリンターなどでコピーする行為も、無期懲役または3年以上の懲役が課せられる犯罪行為です。絶対にやめてください。