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かごしま国体2023年開催が決定 “3年”の延期期間に各界の反応は

2020年9月28日19:35

かごしま国体をめぐるニュースです。25日に、2020年秋に予定されていたかごしま国体と全国障害者スポーツ大会について日本スポーツ協会など共催4団体は、大会を3年後の2023年に開催することで合意しました。これによって3年後の開催が決定したことになります。地元選手や観光関係者の反応を取材しました。

かごしま国体をめざして働きながらボクシングに励む、鹿児島市出身の平川優貴選手は複雑な今の心境を語ってくれました。

ボクシングでかごしま国体を目指す 平川優貴選手:
「かごしま国体が中止だったらボクシングは辞めていました。それぐらい考えていたので決定にホッとしたというのと、一瞬冷静になった時に『3年後か』という壁に当たっている」

平川選手は今まで務めていた会社を辞めて2020年1月から、東京オリンピックの代表に内定している岡澤セオン選手も所属する鹿屋市のボクシングジムに拠点を移して練習を積んでいました。

しかし2020年の国体がなくなりモチベーションが上がらない状態だといいます。

平川優貴選手:
「ボクシングは本当に好きで続けたい気持ちが強いのは変わらない。ただ『3年後か…』と。気持ちから作らないといけない。」
Q練習は今、どうしてる?
「練習はこの前行ったのが10日前ぐらいですね。会長やセオン選手から『頑張りましょう』と言ってもらえると“やめられない”と思うし、帰って1人になると『こんな中途半端だったらあした“やめる”と言いに行こうかな』とよく考えます」
「口だけで言うのは簡単かもしれないけどやっぱり最後は国体に出たいです。最後それに向けて頑張りたいという気持ち」

一方、全国から選手や関係者を受け入れるホテル業界からは「ことし期待していた分が3年後に期待通り行われることがうれしい」という声が聞かれました。

鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテルでは、2020年に予定されていたかごしま国体と障害者スポーツ大会あわせて、ほぼ全館満室となる7400人の予約がありましたが全てキャンセルとなり、損失は約1億3千万円と見込まれています。

鹿児島サンロイヤルホテルの池田司総支配人は「こんなに早く3年後に開催されるとは思っていなかった。早くて10年後だろうと。プロジェクトチームを立て直しもう一度リセットしてお迎えしようという気持ち」と、意気込みを語りました。

また、九州経済研究所の福留一郎部長は「3年」という延期期間について、「3年の延期は一番のベストなタイミングだったと思う。コロナの収束という意味で期待できる期間だし、1年2年の延期だと既に準備に入っている自治体との兼ね合いもあるので、3年後というのは現実的な線では一番良かったタイミングと思う。逆に言うと3年間、鹿児島をPRできる期間が設けられたと前向きに捉えていけばいいのでは」と評価しました。

同時に、苦境にあえぐ県内の観光業界に関しては、「3年間持ちこたえられる観光業が少なく、受け入れる態勢・設備が無いと元も子もない。どうやって3年後につなぐかを今後は主眼に置いていくことが必要」と指摘しました。

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