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現職知事 選挙を前に複数の首長に“電話” 鹿児島

2020年6月22日19:22

25日に告示が迫った知事選を巡り、三反園知事が鹿児島県内の複数の自治体の首長に対し、選挙協力の要請と受け取れる電話をしていたことがわかりました。三反園知事は「相手が誤解してそう受け止めたなら反省しておわびしたい」とコメントしましたが、専門家は公職選挙法で禁止されている事前運動などに当たる可能性を指摘します。

県内のある自治体の首長によりますと、6月14日正午過ぎ、携帯電話に三反園知事からの電話があったということです。

三反園知事は首長に「世論調査であなたの自治体は半数にも届いていない」と告げたということで、首長はKTSの取材に対し、その発言を「知事選の世論調査を意識したものと受け止めた」と話しました。

また、三反園知事は「あなたの自治体では要望している事業もやっていますよね」と話し、さらに「結果は市町村別でわかるんですよ」と告げるなど、およそ1分間一方的に話してから電話を切ったということです。

公職選挙法では告示前の選挙運動や(129条)公務員がその地位を利用して選挙運動を行うことを(136条)禁止しています。

この首長はKTSの取材に「民主主義の根幹を揺るがすような行為。言葉に表現のしようがない」と話しています。

このほか別の首長にも6月に三反園知事から電話があり、三反園知事は「今度出ますのでお願いします」「要望は聞きますから」と話したということです。

これらの電話について三反園知事は21日、次のように釈明しました。

【三反園知事】
「自分の思いを伝えたということで、相手が誤解してそう受け止めたのであれば、私としても反省しおわびしたい」
「Q:(地元紙の)記事の「票がここは少ない」などの発言は?」
「具体的なことは覚えていない」

政治学の専門家は三反園知事が首長らにかけた一連の電話について次のように指摘します。

【鹿児島大学(政治学) 平井一臣教授】
「選挙の事前運動に引っかかる可能性、そういう批判を受けかねない内容。それに加えて、県の事業を絡めているとすれば、知事という地位を利用した働きかけと見なされかねないので、問題が多いのではないか」

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