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鹿児島・大崎事件 弁護団が4度目となる再審請求 早急な審理を求める

2020年3月30日19:23

41年前、鹿児島県大崎町の牛小屋で男性の遺体が見つかった大崎事件について、弁護団らは30日、4度目となる裁判のやり直し、再審請求を申し立てました。

41年前の1979年、大崎町の牛小屋で中村邦夫さん(42)の遺体が見つかった大崎事件で、中村さんの義理の姉の原口アヤ子さん(96)ら4人が殺人や死体遺棄の罪で服役しました。

原口さんは一貫して無実を訴え、前回、3度目の再審請求では鹿児島地裁、福岡高裁宮崎支部ともに再審開始を認める判断をしましたが、最高裁判所は2019年6月、一転して再審を認めない決定を下しました。

再審請求で最高裁が高裁の判断を覆したのはこれが初めてでした。

異例の決定から9カ月。

【鴨志田祐美弁護士】
「30日、鹿児島地方裁判所に、第4次となる再審請求書を提出致しました。」

弁護団は、大崎事件が「殺人事件かどうか」を争点に、新たな証拠を提出しました。

大きな柱となるのは、中村さんの腸内に大量の出血があったことや、事件前に起こしたとされる自転車事故で負った首の損傷が致命傷だったとする、救命救急医による鑑定です。

弁護団は、中村さんが、確定判決で殺害されたとする時間よりも前に、事故死していたと主張しています。

弁護団は原口さんが高齢なことから、裁判官3人に早急な審理を求めていて、裁判所側は審理のスケジュールを決める1回目の進行協議を、4月下旬から5月の連休明けの間にも開けるよう調整する意向を示しているということです。

【森雅美弁護士】
「おそらく最後の再審請求になる可能性がある。私どもは完全にこの事件が無罪だということを立証していると思っている」

また、会見では字を書くことが困難な原口さんにかわって請求人になった娘の京子さんが、今の思いを語りました。

【原口さんの娘京子さん】
「父も母も本当にしていないです。歯がゆくてなりません。4次請求ということで、絶対に完結すると思いますので。」

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