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ニュース・スポーツ

鹿児島県の生産量が全国1位の「ある農作物」に魅せられた小学5年生 探究心にあふれるゴールデンキッズ

2025年4月29日(火) 18:32

九州・沖縄各県の輝く子どもたちを紹介する「ゴールデンキッズ」。

今回は鹿児島からです。

2024年、初めて鹿児島県の生産量が全国1位になった、あの農産物に魅せられた小学生を取材しました。

鹿児島市の小学校に通う5年生の豊留 旭くん。

実は得意なことがあります。

友達に聞いてみると…

「旭が入れたお茶を飲んだことあるけどめっちゃうまかった!」

2024年、初めて静岡を抜き、荒茶の生産量日本一に輝いた鹿児島。

旭くんはそんなお茶の世界に魅せられたゴールデンキッズです。

河内杏月アナウンサー
「こんにちは」

弟と一緒に自宅で出迎えてくれた旭くん。

家には立派な盾が2つ並んでいます。

Q.何で優勝したの?
旭くん
「T-1グランプリ」


「T-1グランプリ」とは、小学生を対象にしたお茶の大会。

筆記試験と実技試験で知識や技術を競い、旭くんは2024年と2023年、初の連覇を果たしました。家族にも毎日お茶を入れるようになったそうです。

旭くんの母・豊留 いずみさん
「私が入れるよりすごくおいしい」

旭くんの父・豊留 裕章さん
「のめり込むタイプではあったがまさかお茶にハマるとは思わなかった」

一体なぜ、このT-1グランプリにチャレンジしようと思ったのでしょうか?

T-1グランプリ連覇・豊留 旭くん
「最初はお茶に興味がなかったが(優勝賞金の)2万円にひかれた」

Q.賞金で欲しいものがあった?
「ベイブレードとハイパーヨーヨー」

はじめは、大好きなおもちゃ欲しさの挑戦でしたが、勉強を始めてからすっかりお茶の世界にハマったそう。

T-1グランプリでは一体どんな知識が問われるのか、旭くんに例題を出してもらうことに。

…すると、私たちにこんな気遣いも。

(旭くんと父親の豊留さん、河内アナウンサーのやり取り)

「一応、テキストから1問出してイベントの問題も出す」
「じゃあ3問出せば?」
「でも5分だから3問も出す時間あるかな?」
「5分って何?」
「(旭君の)企画(の放送時間)が、だよね」
「もういいや 編集は任せよう」
「編集は考えない方がいいよ」
「プロがやるから」
「任せて!」

まずは簡単な問題から。

Q.「お茶はどこの国から伝わった?」
河内アナウンサー
「お茶は…中国!」

旭くん
「○」

次はかなり難易高めの問題が…

Q.「鎌倉時代に、永谷宗円というお坊さんが、中国からお茶の種を持ち帰り育てたことから、日本でもお茶が作られるようになったと言われています。○か×か」

河内
「うーーーん…○!」

旭くん
「…×。永谷宗円は、お坊さんじゃないから。人物が違う。永谷宗円は中国の釜で煎る製法と違って、蒸して揉むお茶の製法を作った人だから…」


たくさん勉強して、難しい知識を身につけた旭くん。

旭くんには師匠がいます。

鹿児島市内のお茶屋さんの店主、柚木原拓朗さんです。

旭くんの師匠・柚木原拓朗さん
「熱湯で90秒抽出したらどうなる?」

旭くん
「茶葉がめっちゃ開いて味が濃くなる」

お茶の知識を貪欲に深める旭くんの姿に師匠も目を細めます。

旭くんの師匠 お茶のかおり園 店主・柚木原拓朗さん
「色んなことに興味があって、全部吸収しようとするので、(教えるのも)楽しいですよ」

T-1グランプリで優勝してからは、お茶の魅力を広めるため、様々なイベントにも参加している旭くん。

学校でその技を見せてもらいました。

今回、お茶を振る舞うのは、日本有数のお茶の産地、知覧出身の中村校長と5年生を受け持つ岡野先生。

旭くん
「どんなお茶がいいですか?」

鹿児島市立和田小学校・中村宗義校長
「少し苦めの大人な味でお願いします」

鹿児島市立和田小学校・岡野佳華教諭
「さわやかで甘いお茶でお願いします」

対照的な注文ですが、同じ道具、同じ茶葉を使って淹れ分けます。

まずは、苦めが好みの校長先生のお茶から。

旭くん
「(お湯の)温度で茶葉をもっと開くようにして、苦めの味を作る」

お湯の温度ひとつでお茶の風味が変わるとのこと。

旭くん
「このくらいの熱さだったら、もうちょっと待とうかな」

感覚を研ぎ澄まし、丁寧に淹れていきます。

旭くん
「どうぞお召し上がりください」

中村校長
「はい、いただきます」

旭くん
「少し甘めにしてあります」

中村校長
「色も濃くて。香りもいい。少し苦みがあるが甘みもある」

続いては岡野先生の甘いお茶。

校長先生と違えたのはお湯の温度と茶葉の量です。

旭くん
「ちょっと茶葉を少なくして味を抑える。湯冷ましを長くして温度を低くする」

キレのある手つきで、旨味が凝縮しているという最後の1滴まで注ぎきり、完成です。

岡野先生
「さっきと茶葉が一緒だと聞いたが全然味が違って甘みがあったので、旭くんの最後の一滴が良かったんじゃないか」

中村校長
「やはり違います。我々の口でも分かるぐらい違う」

岡野先生
「美味しいですね」

中村校長
「うん、美味しい」

探究心を持ってお茶と向き合い続ける旭くん。

こんなことを聞いてみました。

Q.誰にお茶を入れてみたい?

旭くん
「総理大臣(笑顔)」


全国1位となった鹿児島のお茶の奥深い世界を求めて「お茶博士」の探究は続きます。

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