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１２日告示された自民党総裁選は、事実上、新たな首相を決める選挙となります。

鹿児島県民は誰に期待し、次の首相に何を望むのでしょうか。鹿児島市の繁華街・天文館で聞いてきました。

Ｑ期待する人は？
４０代自営業
「石破さん。経済面を改革、改善してほしい。物価高を改善してもらえるとありがたい」

７０代農業
「小泉さんですかね、若いから。（農業は）後を継ぐ人がいないので。若い人たちが（就農しても）生活していけるような支援があれば」

５０代主婦
「あんまりどの人っていう人いないんですけど、石破さんかな。最近はお米（の価格）がすごく上がっているので、一定の金額になってくれると食べる私たちは助かります」

３０代会社員
「高市さん。日本のことを一番考えてくれそう。考え方が違っても納得できる言葉を発信してくれる人がいい」


鹿児島テレビが９人の候補者の中で「誰に期待したいか」３０人に聞いたところ、石破氏が１３人と最も多く、次いで小泉氏が１０人、高市氏、上川氏、河野氏が２人、林氏が１人でした。

また、鹿児島県選出の国会議員の投票先も取材しました。

党の総務会長を務める森山議員が「言える立場にない」と回答、出馬を断念した野田聖子議員の推薦人だった宮路議員は検討中、小里議員と保岡議員は石破氏、野村議員は茂木氏に投票するということです。

現在、参議院議長を務める尾辻議員は投票権がありません。

街の皆さんに話を聞く中で一番多かったの意見は「この中に期待したい人はいないけど、強いていうなら…」といった声でした。政治への不信感が高まっている今、自民党には、国民の信頼を取り戻し、その上で有効な政策を推し進めることが求められていると言えそうです。