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震度6強の地震想定 城山ホテル鹿児島で防火・防災訓練  鹿児島市

2024年9月12日(木) 18:20

鹿児島市の城山ホテル鹿児島で、消防署と合同での防火・防災訓練が行われました。
8月の日向灘を震源とする地震を受けて、より規模の大きい震度6強の想定です。


12日、鹿児島市の城山ホテル鹿児島では従業員80人近くが参加して、大規模な災害の発生を想定した、防火・防災訓練が西消防署と合同で行われました。

多くの客が来館している中、震度6強の地震が発生。厨房から火災も発生したという想定です。
従業員は自分の身の安全の確保だけでなく、客の避難誘導という重要な役割も担っています。

アナウンス
「An earthquake has just occurred(地震が起きたばかりです)」

日本語と英語の2カ国語でのアナウンスや、けが人の応急措置、そして体の不自由な人の避難の手助けまで。
宿泊客の役も含めて、従業員たちは各担当に分かれて訓練に臨み、災害発生時にとるべき行動を改めて確認していました。


負傷客役を務めた従業員
「自分が実際にはしご車に乗るまでの過程を踏まえたことで、屋上にも段差があるなどの知識を自分でも入れられたので、生かせられたら」

8月発生した日向灘を震源とする地震では、鹿児島市内でも震度5弱を観測しましたが、城山ホテル鹿児島では耐震補強工事が済んでいることもあって、大きな揺れは無く、客の混乱や避難もなかったということです。

城山ホテル鹿児島 宿泊サービス部・上村洋志支配人
「お客様に安心安全、快適に過ごしてもらえるよう、日ごろから防災意識を高めて、1人1人が的確な行動をできるように取り組んでいきたい」

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